山派?海派?
2008-08-26更新
フジヤマ、ハラキリ、ゲイシャ、スシ……外国人の方々が日本に対して持つこのようなステレオタイプは、おそらく今もあまり変化していない。
そのステレオタイプの維持に一役買っているのが外国人向けに発行されているガイドブックだと思われる。
そこで都内で見つけたフリーペーパーの『TOKYO PICKET GUIDE』を見てみたのだが……

こちらのフリーペーパーを見つけたのは高田馬場の裏通りにある有名なインターナショナルカフェ。
店員は日本人ばかりなのに、お客さんの半分以上が外国人という変なお店である。

店内には英語のフリーペーパーのほか、来店した外国人のお客さんが置いていったと思われる求人情報のチラシもチラホラ。
「英語教師やります!」という真っ当なものから、「マッサージします」「マジックやります」というキワモノまで、いろいろあって面白い。

とりあえず今回は一番あからさまに外国人向けのフリーペーパー、表紙に浮世絵の書かれた『TOKYO PICKET GUIDE』をご紹介する。
どうやら季刊で入れ替わっているものらしく、春版と夏版の2冊を手に入れられた。
表紙からパラパラとめくっていくと……出ました!
鎌倉、歌舞伎座、日光などなど、おなじみの観光名所のを集めたページです。
「Tsukiji Fish Market」(築地市場)の写真に写っている魚が鯉というのが誤解を招きそうです、おおむね説明は間違っていないようです。

続けてページをすすめていくと、マップ付きの街紹介のページがあります。
新宿、渋谷、原宿、恵比寿と主要なエリアをきっちり押さえていて、地図中にはマクドナルド(McD's)、セブンイレブン(7/11)、ケンタッキーフライドチキン(KFC)などがきっちり記されていて、アメリカ人男性にはおそらく大満足の内容に仕上がっています。
さらに地図中には広告付きでそのほかのお店も紹介されているのですが、これは日本人でも楽しめそう。
いかにもアメリカンなステーキハウスや本格派のブリティッシュパブ、高級オイスターバーまでそろっていて、グルメガイドとして十分な内容です。

もちろん中には怪しいすし屋や和食料理店も混じっているので、キワモノ好きにも楽しめそうです。
そしてこの本の一番の見所(?)が数ページに一度ランダムに登場するコラム。
忠犬ハチ公のエピソードから、原宿駅近くに出没するゴスロリファッションの若者たちの情報まで、東京の豆知識が満載です。
ゴスロリファッションの紹介ページにはこんな一文が……
You can ask in Japanese -Shashin totte ii deska?
原宿駅前に行きたがる外国人が多い理由がやっとわかりました。
(古澤誠一郎/studio woofoo)